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伝えるっていうのは難しいことだなあ。
いやホント、最近つくづくそう思います。
僕はとても口下手で、自分が思っていることを相手に伝えることがとても苦手なんです。
コミュニケーション能力が低いのか?いや、多分違う。自分で言うのもなんだけど、コミュニケーションはそこそことれているほうだ。
ただ自分が思っていることがうまく伝わらないことが多いというだけだ。
ダメじゃん。
その原因ってなんなんだろうと考えたとき、ふと思ったことは、僕は自分のフィールドから出てないってことなのかということ。
簡単にいうと相手が理解している、していないに関わらず伝えたという事実に満足してしまっているのではないかと。
伝えることと理解してもらうことってまったく次元が違うんですよね。
わかりづらいですか?
要はこれまで僕は相手の立場で物事が見れていなかった、独りよがりで完結していたということです。
どうにかうまく伝える方法がないものかと考えたとき、ジャパネットたかた元社長の高田明氏の「90秒にかけた男」という連載記事にヒントがあるような気がしました。
何を目的とするか、どう達成するかが重要
僕が今回この「90秒にかけた男」の連載を読んで感じたことは、端的にいうと「目的を達成するためにどうすべきか」ということ。
これ、すごくシンプルなんだけど、改めて考えるとすごく難しいことなんですよね。
この記事の中でこんな一文がありました。
見ている人は「古舘さんがどうレイコップを説明するか」という点に100パーセント、頭がいってしまい、その時点で通販という番組は消えてしまっているのです。
この一文を見てハッとしたこと。それが表題。
僕の場合に置き換えると、目的を伝えるという点にのみ終始していて、達成の度合いについては重きを置いていなかったということです。
つまり、伝えたという事実に対して相手が理解したかどうかはさほど重要だと思っていなかったのだなと、思い返してみると今更ながら反省しきりです。
また、こんな一文もあります。
ただ、ショッピングはビジネスですから、視聴者に買っていただく、消費行動につながらないと成功とは言えません。そこの視点というのが、報道を伝えるという「伝え方」とは微妙に違う部分です。
深いっ!
今改めて考えると僕のイマイチ抜け出せないこの状況に蜘蛛の糸を垂らすような光にすら感じてしまいました。胸のつっかえがとれた感じ。
1聞いて10を知る人は極稀にしかいない
今の僕に圧倒的に足りていないのはまさに相手の理解度に応じて、伝え方を変えなければならないこと。1聞いて10を知るという人ってよっぽどそのことに精通している人でもない限りありえないんですよね。
そこのところを僕は理解していなかった。全然読み手に対して優しくない書き手ですよね。
その域に達している者同士でしか理解できないような伝え方じゃいかんのです。僕は僕の興味のある分野に対して知らない人、これから学ぼうと思っている人に対して物事を伝える立場にあるのに、「これくらいは知っているだろう」という勝手な想像でもって、図らずも見当違いなラインで線引をしていたんです。
僕にとって今一番必要なものは、物事を伝えるという目的に対して、それを達成するために「相手の理解度に応じて噛み砕く柔軟さ」が必要なんです。
わかっちゃいるけどやっぱり難しい
「相手の理解度に応じて噛み砕く柔軟さ」って多分すごくシンプルなんです。だけどそれでいて相手に響かせなきゃいけない。
これがまた難しい。
例えば小学1年生に算数を教えるように相手の目線、相手のレベルに応じて使う言葉を選ばなきゃいけない。
だけど、それがブログという手段、文字という方法だとどこまで下げるべきかすごく悩むんですよね。万人に理解してもらえるとは思ってないし、そうする必要もないと思うんだけど。
そこで最近ブログではターゲット層を絞るということに重点を置くようにしました。どんな層にどんな書き方をすれば伝わるのか。対象は初心者か、中級者か、上級者か、層を絞ることで同じ内容を伝えるにしても、対象をわけることで気持ちはすごく楽になっている部分はあると思います。
その点を改めて見つめ直すことができただけでもラッキーかなと思います。わかっちゃいるけどやっぱりどの層にどのように響かせるかって、すごく難しいし、絶対にコレだっていう正解もないと思う。
だからこの難題に楽しみながら挑んでいきたいなと改めて思ったのでした。
今回の教訓
人とコミュニケーションをとることと、伝えて響かせることって似ているようで全然違うと思います。
対面だと相手のレベルに応じて柔軟に対応することはできるけど、テキストベースだとその逆、まずは対象を絞るってことができないことにはなかなかうまくいかないものだなと改めて思ったところです。
2017年のうちに、いろいろといい方向に持っていけるといいなあとしみじみ。