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初めての新車購入契約を僕はたった2日で決めました。
お前バカだろ?
普通は何度も店舗に足を運んで、値引きも交渉に交渉を重ねて決めるもんなんだよ。たった2日で決めるなんて愚の骨頂なんだよ。
そう思われる方が多いこともわかります。
新車を買ったことがない自分でも普通はそんな短期決戦はしないと思いますもの。普通はこんな流れなんだろうなっていうこと、新車を買ったことがない僕でさえ、調べなくてもなんとなくそんなイメージ持ってましたもの。
こういう買い方ができる人って、普通は値札を気にせず買物をする金持ちがやることなんだろうなってことくらいわかります。
だけど僕はたった2日で決めた。
超短期決戦ながら交渉の結果、総計20万円以上安く購入することができたのであれば、それは大成功といっていいんじゃあないかと思います。
というわけで今回は値引き交渉が苦手な僕が超短期決戦ながらトヨタの新型シエンタを購入した際にどんな交渉記録を綴っていきます。
我が家のように初めて新車の購入を検討しているって人や、軽自動車からミニバンに買い換えたいと考えている人、そして僕のように値引き交渉が苦手な人にとって少しでも参考になればと思います。
僕が購入した新型シエンタのグレードとオプション
まずどんな交渉をしたかより先に僕が新型シエンタのどのグレードで、どんなオプションを付けて、その結果どれくらいの見積りになったのかを簡単に紹介します。
[table id=4 /]これは契約した後に知ったんだけど、オプション内容もメーカーオプションとディーラーオプションで全然値段が違ったりするんですね。
ちょっと学んだ。
僕が実際にディーラーに行く前に行ったこと①:値引き交渉テクニックを学ぶ
新車購入は初めてとあって、僕はズブのド素人。しかし、どうせ買うなら可能な限り安く買いたいというのが本音です。
そんなわけで、車を見に行く初日前までにいろんなサイトで値引き交渉テクニックとやらを学んでみようと見てみました。
ふむふむ、なんというかだいたいどの車を購入するにしても値引き交渉テクニッのテンプレ感がすごい。
どのサイトでもだいたい同じような流れなんだなあと思ったのが正直な感想。なんというか、駆け引きに命をかけている人たちなのかな、ここまで値切れれば合格みたいな。
まあいいんですけど。
本当にその車を買ってるんだったら別だけど、どの車に対する記事でも内容自体に変わり映えがしないということはなんとなくお察しです。新車が出るたびに同じことを記事にしているのだろうなと。
参考にはなるんだろうけど、過剰な妄想を抱く危険性もはらんでいるなという感想を抱きました。
僕が実際にディーラーに行く前に行ったこと②:その時点での本命車を選ぶ
ミニバンの中でも我が家にとってベストな選択肢ってどの車だろうということをその時点である程度決めておきました。
価格はさておきその時点で我が家にとってベストな選択肢は新型フリードかなということで本命にフリードを、そして次点にステップワゴンかなあ程度で考えていました。
ただ、値引き交渉をするのであれば競合車についても知っておくべきかと考えたためトヨタのミニバンもいくつかピックアップしておくか程度にしか考えておらず、このときは後に対抗となった新型シエンタを購入することになるとは微塵も思っていなかったのだから、値引き交渉っていうのはちょっと面白いものだなあと思いました。
ディーラー巡り1日目トヨタ編:値引き前の見積りに対する絶望を味わう
さて、実際僕が新車を購入するためにどのように行動したかを振り返ってみることとしましょう。
まずディーラー巡り初日。ミニバンが欲しいという勢いだけで家を出たため、そのときはほとんど何も考えていませんでした。決めていたのはトヨタ店とホンダに行くということだけ。
まず最初に訪れたのは我が家からほど近い場所にあるトヨタ。歩いて行ってもよかったんだけど、その後そのまま歩いて行くには少し遠い場所にあるホンダに足を運ぶため、ホンダの軽ザッツに乗り込みいざトヨタのお店へ。
ここで出会った営業担当さんがおっとりとした感じのいい人っていう第一印象を受けたこともあってか、今回来店した目的についてお伝えました。
僕が最初に伝えたことは以下の通りです。
- ミニバンの購入を検討していること
- 新車購入の検討自体が初めてであること
- 中古車購入の線も選択肢としてあること
- 他のメーカーのミニバンも見に行く予定があること
- 正直言って予算は少ないこと
- 間もなく子どもが生まれること
特に⑥については、予定日が訪問した日の1週間後ということもあり、ミニバン探しの旅の本気度の高さを伝えることができたと思っています。
とりあえず展示されている車を見てみたいということを伝え、ちょうど展示されていたシエンタ、エスティマの感触を子どもと一緒に楽しんだわけです。
車の感触を味わうこともそこそこに、先に伝えた目的に合った車ってどんなものですか?と尋ねたところ、軽自動車からの乗り換えがスムーズなコンパクトタイプなら新型シエンタ、大きめな車がいいならエスクァイアなんてどうでしょう?という返答をいただきました。
ふむふむ、なるほど。
なんとなく先に値引きがどうこうと先に言ったら負けだと思ったのか、値引き云々といった話はせずに必要と思われるオプションをつけた上でだいたいどれくらいの値段になるのか、おすすめしてくれた2車種で見積もりをお願いすることにしました。約20分ほどでしょうか。営業さんから手渡された見積書を眺めて一言。
たっかっっ……!!
正直高いだろうなと思ってはいましたが、ここまで高くなるとは…。新車恐るべし。オプション恐るべし。
「はー、高いですねー。」と思わず口からポロッと出てしまいましたよ。この発言を聞いてか聞かずか、営業さんも「任せてください、ここからお値引き頑張らせていただきます」となんとも心強い言葉を聞くことができました。
とはいっても、その時点では本命がフリードであることに変わりはなく、具体的な値引き話もすることなく「また明日来ます」とだけ伝えてトヨタを去るのでした。
去り際に我が家を担当してくれた営業さんが「フェア開催期間は明日までとなっております。冷やかしでもいいので遊びに来てくださいね。」と言われたことで自分の心境にも少しだけ変化があったのかもしれません。
ディーラー巡り1日目ホンダ編:対抗となる車を見た後に本命とする車を見に行く
トヨタ店を出たその足で、今回本命としていたホンダに家族で向かうことに。そのとき僕がとった行動は、車内にトヨタでもらったカタログをホンダの営業さんに見えるように置いたこと。
これなら車を駐車スペースに移動してもらっている間に、語らずとも車選びで来店したことを意識してくれるかなと思ったわけです。
思った通りだったようで、「ミニバンへの買い替えをご検討中ですか?」と営業さんもわかってくれたようでした。来店の目的を告げると「うちのおすすめとしてはステップワゴンか新型フリードですね」とズバリ。
やっぱりそうなるよなーなんて思いつつ、説明を受けつつ展示車を眺めてみたり、乗ってみたりとキャッキャウフフしていたわけです。
そして流れはトヨタと同様見積もりの話へ。
対抗のシエンタがオプション含め値引き前の見積もりが260万を越えるんだから、登場して間もないフリードだともう少し高いのかなあなんてのんきに考えてたら、想像以上に高かった。280万に近い金額の見積もりが提示されたのです。
新車ってこんなもんだよなと思ってはいても、やっぱり高いもんは高いんですね。ただね、トヨタで見積もりを出してもらうのに要した時間はわずか15分くらいだったんですよ。
だけどホンダも同じ2車種の見積もりを出してもらったわけですが、それに要した時間は倍以上の50分。見積もり出すのにそんなに時間かかるの?って、この時点で気の長い僕でも正直ちょっとイライラしていたわけですが、待たせたことに対して悪びれる様子もなく「こんな感じですね〜」とどこか他人事のように言われたわけです。
マジマジと見積もり書の金額に目を通していると、「値引きはできて10万が限界です、それ以上となると厳しいですね」ということでした。
まあフリードが登場して2ヶ月、それはなんとなく理解できる気はするものの、なんだか後味が悪い印象を受けました。
URL
でもまあ初日の目的は見積もりを出してもらうこと、車の雰囲気を感じることだったので営業さんの対応は置いておいて目的達成としました。翌日また来るとだけ伝えて初日の初めてのディーラー巡りは終了しました。
帰宅の道中、車内で妻や子どもの意見を聞いてみたところ、営業の対応はトヨタの圧勝、車の好みにおいてはその時点で本命がフリードであることには変わりないものの、子どもは3列目シートの収納の楽しさ的に圧倒的シエンタ推しという結果となりました。
ディーラー巡り2日目トヨタ編1:見積もりからの値引き交渉開始
どれくらい値引きしてくれるんだろうという期待と、予想外の子どものシエンタ推しもあってか、値引き額次第ではシエンタという選択肢もありかなと思いつつ、午前中のうちにまずは家から近い順にトヨタへ足を運ぶことにしました。
展示されているシエンタの運転席からの視界や座り心地を確かめつつ、軽くジャブを放ってみることにします。
子どもがえらくシエンタを気に入っていること、そして個人的にはフリードが気になっていること。
すると早速車両本体価格から10万円、オプションから2万円弱の値引きを提示してくれました。
前日ホンダのフリードは、10万値引きが限界、そこからオプション値引きは難しいと、値引きを頑張ってくれるイメージがつかなかったため一気に心揺さぶられました。
しかし、素人感覚ながら押せばもう少し値引きしてくれそうだぞと感じ、とても悩むそぶりを見せてみることに。
子どもも生まれるし、さほど生活に余裕があるわけでもない。というよりフリーランスからサラリーマンにジョブチェンジしてまだ半年弱、現住所に引っ越して同じく半年弱。
ローンを組むにしても審査に通るかすら怪しいところなわけです。
銀行のカーローンは審査は審査期間自体が長く、そして厳しいと聞いていたこともあり、ディーラーローンが通るんだったら、そして、月々の支払いが2万切るようだったら考えると伝えました。
そして現状の見積り金額で審査にかけてみたところ、審査は無事通過したとのこと。勤続年数半年弱で審査に通るってぶっちゃけあまりないことらしい。
それも本当かどうかはさておき、支払い回数にもよるけど、今の値引き金額だと最長にしたって月々の支払いは2万を切ることはない。
そこをクリアできるのだあればとても前向きに考えること、フェアも今日までらしいし、昼から用事があるから5時過ぎに必ず来店するからと伝え、トヨタを、後にしたのでした。
ディーラー巡り2日目ホンダ編:フリードが本命ですよ、トヨタはこう言ってましたよ
ところ変わってホンダには4時頃に伺いました。というのも本当に用事があったから。
5時過ぎにトヨタに再訪する約束わしていたこともあって、訪問して早速現状を伝えてみることにしました。
午前中にトヨタに訪問したこと、値引きの額がフリードより大きいこと、子どもはシエンタに夢中ではあるものの個人的にはまだフリードに魅力を感じていること。
それはそれはもう、正直に伝えました。
そのときは、前日担当してくれていた営業さんが他の来客対応していたこともあり、場繋ぎ的だとは思いますが店長代理が我が家を対応してくれることに。
店長代理というくらいなら値引きに期待できるかと思った矢先に帰ってきた言葉は、想像の斜め上でした。
ホンダセンシングがいかに優れたセーフティ機能なのかということで、約1時間近い説明。途中、優れていることはわかったから、もう少し安くならないか?と尋ねてみたところ多少高くてもホンダセンシングをおすすめしますとしか返ってこないのです。
まさに暖簾に手押し。
値引き交渉をするつもりがトヨタ再訪の約束の時間をオーバーしてしまいました。
店長代理は説明を終え、満足そうに初日に担当してくれた営業さんにバトンタッチをしたところで、もうフリードはいいやとかなり冷めた気持ちになったことは事実。この店の営業は客側の買う気を微塵も感じ取っていないのだなと思ったわけです。
バトンタッチして戻ってきた営業担当にも購入の決め手となる決定的な何かがないかと尋ねてみても、値引きは厳しい、これが最大の繰り返し。トヨタ再訪予定を30分ほど過ぎた頃にトヨタから電話がかかってきました。
ディスプレイに表示された名前が見えたのか、急に慌て出したところで後の祭りです。値引きもう少しできるか掛け合ってみますと言われても、全然響かない。
初日に早く決めたいと言う考えを伝えていたにも関わらず今のイマまで買う気がない冷やかしだと思われてたのかなと判断しました。
なので、今日はもう遅いしまた来るかもしれませんとだけ伝え、ホンダを後にしました。
ディーラー巡り2日目トヨタ編2:さらなる値引き交渉の結果
遅くなってしまったことを詫びつつ、早速午前中に話をしていた月々2万円以上は出さない(出せない)件について営業さんと再度話をしてみると、自分ではこれ以上は厳しいということで、上に掛け合ってみますと。
それからすぐに営業担当さんが上司っぽい方を連れて戻ってきました。その上司っぽい人もすごくいい人そうで開口一番「正直申し上げると値引きできるラインというのが決まっています、今月の限界ラインはシエンタなら10万なんです」とのこと。
こりゃやっぱり厳しいかなーと思ったのも束の間、「でも私はけっこう無茶を通す方なんです」と嬉しい言葉をかけてくれました。「お子さんも間もなくお生まれになるということですのでこれでどうですか?」と提示された値引き金額が17万円弱。
「これだけ値引きすると後で僕が怒られるんですけど、それは気にしないで下さい」と。オプション値引きの2万弱と合わせて計20万円弱の値引きをしてもらうことができました。
“弱”というのは結局のところ、一括で払うほどの財力がない僕にとって、月々の支払いは低く抑えられた方がいいわけで、目標としては月々2万円ということだったので、それを若干切る月々1万9800円の支払いとなるように合わせてくれた値引きでした。
ありがたやありがたや。
今乗っている車はどうするのか問題:今回は下取りで引き取ってもらうことに
さて、約20万円弱の値引きは、初めての新車、そして初めての値引き交渉の結果としてはとても満足の行く結果となりました。
といっても、ホンダの自爆とトヨタの想像以上の値引きの良さでどんどん値引かれていった結果ですが。
自分の交渉の仕方が良かったとか、口がうまかったわけでもなく、勝手に値引いてくれてる感がとても強いですが結果オーライ。
で、ここまできて今乗っている車をどうするかを尋ねられました。トヨタでそのまま下取りに出すか、中古車販売店に売りにだすかという選択肢があります。
中古で買ってもうすぐ4年、初度登録年も2002年と14年もの。どっちにしてもそれほど高く売れるとは思っておらずということで、面倒だったということもありますが、そのまま下取車として出すことに。
査定額は驚愕の1000円…。
フェアってことで5万円アップの5万1000円…。なんだか嬉しいような悲しいような。これなら自分でもう少し中古車販売店で査定してもらってもいいかなあとも考えました。
がしかし、子どもが間もなく生まれるということもあり、そんな時間も取れそうにないしなあと悩んでいたところ、またも上司っぽい方が
「生まれてくるお子さんのために車両本体から値引いてあげたいけど、さすがにこれ以上は難しいんで下取りに出してもらえればあと2万はいけます」
ということで、手間より楽さをとって車を下取りに出すことで7万1000円を引いてもらう形で総計で約28万円安く新型シエンタを購入することができました。
といっても、一括ではなくローンで購入することに違いはないため金利が重くのしかかってくるわけですが、それはそれということで。
参考になるかどうかはアナタ次第。シエンタ乗りのレポート
シエンタオーナーの僕が感じたシエンタの魅力を赤裸々レポート。シエンタが気になってる、シエンタを買おうと思っている、そんな人のヒントになる記事がこちらになります。
[blogcard url=”https://evolbq.com/car/sienta-accessory”] [blogcard url=”https://evolbq.com/car/sienta-report”] [blogcard url=”https://evolbq.com/car/sienta-highway-report”]今回の教訓
結局のところ、僕は大したことをしたわけでも、交渉を有利に進める話術があったわけでもありません。一貫していたことはお金はない、だけど車は欲しいということ。お金はなくともなんとかなるもんですね。
トヨタは損して得をとった、我が家は月々無理のない支払い方法でミニバンを新車で契約できたってことで結果的に良かったんだと思います。
最終的にはトヨタとホンダの対応の違い、営業担当さんの人柄で車を買ったと思ってます。
車って買って終わりじゃないし、買ってからの方が長い付き合いになると思うし、そういう意味では人を見て買うものだなと思います。
ところで・・・今乗ってる車、どこに売る予定?
僕がシエンタを契約したときは時間的余裕がなかったこともあって、トヨタ店に査定額5万1000円で下取りしてもらったわけですが、時間的余裕があれば、中古車査定をしてもらったらもうちょっと良い結果になっていたんじゃあないか。
概ね成功だと思ったシエンタ購入に際して、唯一それだけが心残りなわけです。
車を契約するまでに、時間的余裕がまだ残されているのであれば、車を下取りに出すのではなく中古車査定してもらうことをオススメします。