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【今話題】出産費用捻出のための“クラウドファンディング”ってマジで意味わかんないんだけど…

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またスゴいのが出てきたなというのが正直な感想。

僕はいま、CAMPFIREというクラウドファンディングのプラットフォームで出産資金を募る(正確にはまだ公開されていない下書き状態)大学4年生の動向に注目しています。

Twitter界隈で賛否両論(といっても大半は否定的な意見ですが)を巻き起こしているこの一件について、3人の子持ちの僕の意見をここに残しておこうと思う。

クラウドファンディングは資金調達の手段ではあるが…

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クラウドファンディングという仕組みが市民権を得るほど認知度が高くなったのかどうかはわかりませんが、知らない人のために簡単に説明するとインターネット上で資金調達を行う方法の1つで、その多くは新製品開発などの開発を目的に利用されます。

クラウドファンディングとは、インターネットを通してクリエイターや起業家が不特定多数の人から資金を募ることを言います。群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、製品開発やクリエイティブ分野などで利用されることが多いです。

CAMPFIRE「クラウドファンディングとは?」より

上記の引用を踏まえてみると、クリエイターや起業家が利用することが多いというだけであって、何かしらの目的を達成するために資金が欲しいけど、自力で集めることが難しいのであれば、利用してみるのも手だと思います。

がしかし、しかしですよ、出産資金をクラウドファンディングで募るってーのはちょっと違うんでないかなと思うわけです。

プロジェクトに違和感しか感じない

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参考 経済的に厳しくても出産ができる社会を証明し、みんなでこの子を育てていきたい!(公開前)

参考リンクは下書きではありますが、大学生ブロガーイシイ氏が立ち上げる予定のプロジェクトです。プロジェクトのタイトルを見て、僕は言い知れぬ違和感を感じてしまうんですよ。僕が感じている違和感を書き出すと下記の通り。

  • 経済的に厳しくても出産ができる社会を証明する
  • みんなでこの子を育てていきたい

まあ、全部ですな。

そもそも経済的に厳しくても出産はできる

同プロジェクトにおける目標金額は50万円(Twitterの流れを追うと後に30万円に修正されるようですが)となっていますが、まずなぜそれだけのお金を集める必要があるのかよくわからない。

出産資金を集めるための理由としてはとても弱いんじゃあないかと思うわけです。そもそも、出産や出産までにかかる検診費用のほとんどは公的補助制度でまかなうことができます。もちろん、すべてが無料になるわけではありませんが、手出しする金額なんてものはたかが知れてます。

初めての出産となるとそういった公的補助制度のことなんて知らないでしょう。しかし、産婦人科やら母子手帳をもらいに役所に行ったときに基本的に教えてもらえるはずです。もし教えてもらえていないとするならば、なんともセコい自治体と産婦人科ですね。

本当に「経済的に厳しくても出産ができる社会を証明する」つもりであれば、すでに証明されていることであり、今さらながらする必要のない証明なわけです。

彼の境遇とはまったく無関係ではありますが、少し僕の話をしてみようと思う。

今でこそ授かり婚なんて聞こえの良い名となっていますが、僕もできちゃった婚です。当時の僕が彼と違った点といえば

  • 大学卒業後に就職したIT企業を辞めてフリーターをしていたこと
  • 貯金どころか300万円近い借金を抱えていたこと
  • 借金の存在は妻には内緒にしていたこと

でしょう。その借金というのは、学生時代に知人に騙されてこさえたものです。罪を憎んで人を憎まずの精神の僕も、さすがにこの件だけは今でも憎んでいますがそれはこの話には関係なきこと。いずれ機会があればそのときにでも。

そんなわけで当時は任意整理中(今は完済済ですよ)のフリーター、もういろいろと詰んでいた状態の僕はそれでもできた子どもを堕ろすという選択肢はなかったわけです。ゼロからのスタートどころかかなりマイナスな状態からのスタートですからね。

僕が無知だったこともあり、出産に関する費用ってまったく想像つかなかったわけですよ。妻の産婦人科にかかる通院費用は補助がでるくらいのことしか知らず、出産費用についてはまったく想像ができませんでした。

出産育児一時金の存在を知ったのも妻が里帰り出産する直前ですよ。その間何をしていたかというと、フリーターだったってこともあって、昼夜問わずとにかくバイトしてました。出産までの期間、就職するより割のいいバイトをするほうが単純に出産費用が貯められる、そう思ったからです。

約300万の借金を背負っていた僕でさえ特に出産費用について困ることなく(借金返済には相当苦労しましたが)無事に出産できたんだから、実家暮らしでバイト月10万、借金を抱えているわけでもない彼(多分)が出産費用の捻出に困るなんてこと、想像できないんですよ。

我が家の長女の出産時の一時金は現在の42万円より少ない39万円でしたが、当時は渋谷区に住んでいたこともあり、渋谷区独自の祝い金が5万円もらえたこともあって手出しはゼロでした。

現在の出産育児一時金は、出産する病院によるところもあるとは思いますが、基本的に病院で手続きすることで退院時に出産育児一時金を支払いに充てることができます。もちろん先に支払っておいてあとから申請するという手段をとることもできますが、どちらかを選ぶことができるのであれば普通なら後から申請するような手間を取る選択肢は選びませんよ。

よほどのイレギュラーでも起きない限り、出産育児一時金の範囲を超えることはないでしょうし、範囲内で収まれば差っ引いた分の金額は貰えます。

そこまでわかってしまえば、お金を集める必要なんてないんですよ。

また、彼のプロジェクトの一文には以下のような記述があります。

お金がないから出産を諦めてしまうんです。

それは違う。
そうじゃない。お金がないから出産を諦めるんじゃなくて、お金がないと出産後に子どもを不幸にしてしまうと思っているから出産を諦める選択をとるんですよ。

なぜ好き好んで他人の子を育てなきゃならんのか?

僕が1ミリも賛同できない部分が「みんなでこの子を育てていきたい」というこの一文。まったくもって意味がわからんのですよ。

これって学生で親になるという境遇の自分に酔ってるとしか思えない。

実際のところは同プロジェクトで支援してくれた人を「ソーシャルお父さん」「ソーシャルお母さん」という形で成長していく様子を共有することらしいですが、正直いって他人の子の成長ってまったく興味ない人が大多数だと思う。

僕なら面倒ですもん、損得抜きにして出産費用としてお金出したからってだけで、会ったこともない人の子どもの成長記録を見せられるなんて。共有されたって「はあ。」としか言いようがない。

父親になる覚悟、本当はできてないでしょ?

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彼は自身のブログで父親になる決意をしたと宣言されています。

参考 大学生で彼女の妊娠が発覚。僕は父になる決意をした。

そんなもん、子どもが生まれてきたらその時点で決意してようがしてまいが父親なんですよ。決意することは偉いことでもすごいことでもなんでもないんですよ。

僕は子どもが生まれてくるまで、自分が父親になるって自覚、なかったですからね。

もちろん、生まれてくる前にいろいろと準備できていればそれにこしたことはないけれど、準備している段階で父親になる覚悟が必要かどうかなんてあんまり関係ないと思う。

彼のプロジェクトの下書きを見るに、ツッコむべきところはたくさんあるんですが、ありすぎていちいちそのひとつ一つにツッコんでもいられないのでわざわざそれらに言及することは避けますが、興味がある方は覗いてみるといいのではないでしょうか。

  • 4月からはIT企業に内定が決まっている
  • バイト増やしたいけど卒業単位がギリギリ
  • 新婚だけど経済的理由でお互い実家暮らし
  • 子どもが生まれたら3人で済むことを目標に引越し費用も貯めたい

要約すると彼は上記を理由に同プロジェクトを実施したいと言っているのだと僕は解釈しました。父親になる覚悟を決めたと言ってる割にはちょっと覚悟が足りなさすぎやしませんかね…。

僕なんて覚悟も自覚もなかったですよ。当時あったのは約300万の借金だけです。単純に彼と比較しても何の意味もありませんが、置かれている境遇としては100人中80人以上は僕の方が悲惨だろと同情を買える気がします。

そんなこともあって、生まれてくる子どものために必要なのって父親になる覚悟じゃないと僕は思いますけどねえ。

「少しでも稼ぎたい」という思いで妻は週1~2日程度アルバイトをしています。

せめて妊娠中は働かずにゆっくりしていて欲しいのですが、「出産費用ないでしょ」と言われると返す言葉がありません。

仮に本当にそう思っているのであれば、大学なんてさっさと辞めて、自分が当面の目標とするもののためにやるべきことをやったほうがいいでしょう。大学辞めるのはちょっと…というのであれば、休学する、内定先も捨てがたいというなら直談判して入社時期をずらしてもらえないか交渉するなど、やり方はいくらでもあると思うんですよね。

実家暮らししてるんだったら、両親にお金を借りるなりすることもできるでしょう。両親にそんな相談すらせず「俺は大丈夫、なんとかできるから」とかなんとか言ってるとしたらちょっと救いようがない。親って最も頼るべき存在だと思うんだけどなあ。

クラウドファンディングに社会貢献性が必要かどうかという話ではない

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こういった物議を醸しそうな話題に湧いて出てくるブロガーってだいたい反対しないですよね。「新しい試みだ」とかなんとかいって、とりあえず賛成だったり、応援してますみたいなことを言ってる。

約10年の不登校後を経験後、高校3年で起業したという小幡和輝氏も賛成のスタンスをとっている人物の1人。彼のブログでの意見ってなんだかすごく本題とズレてると思うんですよね。

参考 出産費用をクラウドファンディング。クラファンに社会貢献性は必要?

彼の言ってることってちょっとというか完全にズレてる。彼の主張は下記の通り。

批判してる方はちょっとよくわからないなー。ズレてる。
みんながメンタル強いわけでもないから、こんな人たちのせいで「クラウドファンディングちょっと怖いな。。」みたいな人が出たらマジで許せない。

気に入らないなら支援しなければいい。

関係ないんだから外野は黙ってろ。

応援してます!

彼はクラウドファンディングの立ち上げサポートをやりまくってるらしい人物ですが、“関係ないヤツは批判すんな”ってスタンスだから「何言ってんだコイツ?」ってなるわけですよ。

彼が結婚してて、妻が出産しててといった経験があってサポートや支援を名乗り出ているのであれば、理解はできずとも耳を傾けることくらいはできますが、そうでないなら彼は論点が完全にズレてる。クラウドファンディングが怖いと思われるのが許せないって、「はあ、そうですか、勝手に怒っててください」で終了です。

クラウドファンディングが始まったら支援するとか言ってるけど、そんなに肩入れするなら直接会いに行ってお金を支援すればいいんじゃないかな?

わざわざこれをクラウドファンディングする意味ってある?

反響から大幅な修正後に公開となる予定らしいけど…

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Twitterの流れを見ていたら、このまま公開せずに終了するのかなーなんて思っていたけど、とりあえず審査結果待ちの模様。こんなのが審査通るくらいなら公的補助なんていらないよねって話です。それこそ日本の将来を案じる上で、今後足かせにしかならなさそうな事案です。

まあ、僕が興味があるのは単純にこの出産費用捻出プロジェクトの行く末だけであって、彼らの将来にも生まれてくる子どもにもまったくもって興味はありません。

そんな風に考えるってことは、僕も立派な老害になりつつあるんでしょうかね?

今回の教訓

簡単に金が集められる世の中って無責任な人間を増やすだけのように思うなあ。

こういう発言も本当に理解できていないのであれば、父親なんてならないほうが良いと思うなあ。

1 Comment

出産費用をクラウドファンティングで集める大学生ブロガーイシイ氏 – 動きたくない。

[…] […]

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